『出す』は大切

私が開講している、アロマアドバイザー養成講座のlesson9では、痛みや炎症へのアプローチについて学びます。

炎症とは『生体に加わる有害な侵襲に対する生体防御反応であり、身体の状態を元に戻す過程。傷害を受けた組織を再生したり修復したりする局所反応であり、発赤、腫脹、発熱、疼痛、機能障害の5種徴がある。』

だから、時々熱がでたりするのは、悪いことではなく恒常性を保とうとする働きだったりします。

身体が危険な状態にあるのを元に戻すための治癒の反応という事です。

という事は、それらを抑えてしまう行為は自然治癒を妨げている訳です。

そして、近年ではある事が原因で自己免疫力が低下してその自己治癒反応がでなくなってしまい、そのまま、、、

という方が増加しています。

自然治癒反応はこれが全てではないですが、簡単に言えば

骨が折れた時は、骨を固定して動かさない様に腫れて動くと痛みが出る様にするし、修復させるために熱を持たせて温め、血や体液を集めて栄養や酸素など必要な物をその箇所に集中させている。

くしゃみや鼻水が出るのは侵入物を出すため、熱がでた時は、熱で菌やウイルスと戦っていて、咳は気管や肺への侵入物を出そうとしているし、治りかけている時に出る痰は、その戦った白血球や菌の死骸が出てきていたり

発熱したら、体内の長年の(直近のも)老廃物が排毒される、腸内細菌の配列が変わります。その様な時は温めてじっくり休息し、胃腸もできるだけ休ませて消化の良い物だけ少食で

お腹を下す時は、消化し体内に入れない様に身体を脅かす物を速やかに体外に出そうとしている反応なので、脱水にならない様、体温より温かい水を飲み、温めて身体やお腹を休ませる

身体の防御反応を知っていくと、色々分かる事がありますね。

特に私はデトックス(ドレナージュ)を大切にしています。

長男が1歳の頃、みかんの粒々がそのまま出てきて、消化能力には個体差があるのがよくわかり、皆んな食べるものだから消化できるというのは違うなと思いました。

子ども達が未就園の頃は、おトイレについて行って、出る物から体調を見たり、食事が合っているかを確認していました。

自分達でも判断ができるように、状態を一緒に確認して、身体がどういう状況でどうしたらいいか一緒にディスカッションをしました。

大きくなると、普段と違えば報告してくれてアドバイスをしていましたし、それに合わせて食事を変え改善していったので、子ども達も段々と自分で食事を気をつけたり、ストレスに気付けたり自分で管理ができる様になっていきました。

おかげで、食べる物の味や匂いでも身体に合わない物は自分で判断して控えたり、質の良い物を好んで、でも友達と出掛ける時は『楽しむ』を優先して食事をしてきますが、普段から身体に入れても出せる身体作りをしているので頑なに絶対に食べないというのはなく、自分で上手く調整できている様です。

毎日の『大きな便り』と『小さな便り』

回数、色、形状、匂いがどんな様子のものかなど確認してみるといいですね。

西洋医学で便秘というのは3日以上排便がない状態ですが、果たしてそれはどうなのでしょうか。

身体の働きを知ると色々な疑問が出てきます。

必要のないものまで吸収されているかもしれません。一晩、腸内に便が堆積した状態というだけで300kcalを吸収していますし、一日に何度もこれだけの量を食べて、出る量は?腸内環境は?水、食物繊維、発酵食品取れてたかな、どんな体調でどんな食事だったかな、沢山の情報が詰まったものです。

匂いからもわかります。

人混みに行った翌朝の便は、薬品の様な匂いがしたり、その場に行くだけでも色々な影響を受けていて、毎日、お風呂や運動で汗をかいたり、しっかり排便できたり、定期的に蓄積している物をしっかりとデトックスを行って体外に排出する事は、本当に大切だと感じてます。

身体に入れる物も大切ですが、『出す』という事も今一度見直してみるといいかもしれません。

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